紙の辞書 VS 電子辞書

紙辞書VS電子辞書

こんにちは。

エコスコラ英語専門塾・塾長松岡です。

 

新しく入塾される方からよくあるご質問です。

 

「電子辞書でもよいでしょうか?」

 

最近は学校でも紙の辞書を配布しない学校もあるようで、

簡単な電子辞書を好んで購入される中学生の保護者の方も多いようです。

答えは、

「小学生も、中高生も、最初は紙の辞書を必ず購入してください。」

です。

 

なぜなら!

①紙の辞書でまずは辞書の使い方に慣れなければ、電子辞書は使いこなせない!

からです。

IMG_6239

そして、

②初級英語学習者は、定義の多い単語を調べることが多く、

紙の辞書で調べたほうが圧倒的に早く調べられるから。

 

③紙の辞書で、辞書に書かれている用語について学ぶことがたくさんあるから。

です。

 

大学で英語の講師をしていた際、

学生の大半は電子辞書を使用されていました。

時々日本語訳をしてもらっていたのですが、

電子辞書を使っていると、

(紙の辞書も使い方を知っている人はほとんどいませんでしたが)

一番上の定義しか見ない!!!

 

一番上に書かれている、文脈に当てはまらない定義を引っ張ってきて

無理やり意味を作り上げてしまう。

日本語訳がドラマティックに変テコ!!!

内容もオリジナリティー溢れたものに、、、。

もはや原文からは全くかけ離れたフィクションになることも。

 

スクロールしようとしない!

多分スクロールしたら下に意味がどんどん出てくることも知らない…

 

「え、先生、そんなボタン触ったことない。」

「ジャンプ機能?なにそれ?何出てくるの?」

 

電子辞書は画面が小さいので、

限られた情報しか見ることができません。

 

それに比べて、紙の辞書は、

ぱっと品詞も定義も一度に見渡せますね。

 

water

英文の中にwaterが出てきたとして、

一番最初の定義を見たら、

[名] 水が出てきますね。

 

でも、もし文中でそれが動詞で使われていたらどうでしょうか。

 

My mouth started to water.

という文の場合、

waterを「水」としか理解していなければ、

・・・(笑)

く・口が水始めた??何?ナニコレ?

 

 

紙の辞書であれば↓すっと視線を右に動かせば動詞が出てきます。

 

*もちろん、動詞であることがわかる必要があります!

 

ずっと進めていくと隣の列の下のほうに、「よだれを出す」ってありますね。

ですから、この英文の訳は、

「よだれが出てきた」

という意味であることがわかります。

 

 

 

でも、電子辞書の場合は、

辞書でも【名詞】から【動詞】までの距離を見ると、、、

かなりスクロールしなければ定義が出てきませんね。

 

見つけ出すのに時間がかかりませんか?

 

最近は次の品詞へすぐに移動する機能もありますが、

そもそも、別の品詞があるのでは?という気持ちがなければ

移動すらしません。

 

ですから、おそらく1番目の定義だけ見て、

「なにこれ。わけわからん。だから英語嫌いなんだ。」

となりませんか?

 

例文やイディオムもボタンを押さなければ

見ることができない電子辞書も多いようです。

 

紙の辞書を使って、まずは定義を見渡す癖をつけましょう。

同じ単語でも異なった品詞を持つ単語があることがわかります。

そうすれば、電子辞書でも自然にスクロールするでしょう。

 

話はちょっとそれますが、

英語学習では目玉を動かすのが大切です!

目を動かして「あてはまる定義」を見つけるスピードを上げましょう!

 

ざっと目玉を右に動かす癖をつければ長文読解にも役に立ちます。

 

紙の辞書を使いながら、まずは

①品詞

②文型・文の要素

③発音記号

などをしっかり学びます。

 

英語を学ぶ上で必要な用語をしっかり身につけると英語はもっとシンプルになります。

英語を説明している日本語がわかれば、

英語をもっと楽しく早く理解できるようになります。

 

辞書にはどのような情報が載っているか、

想像できるようになります。

 

そうすれば、電子辞書を200%使いこなせるようになります。

 

今のところ中高生が電子辞書を使うメリットは

 

「発音」です。

 

電子辞書は発音してくれますから。

紙の辞書もしゃべればいいのに!(笑)

 

ある程度の語彙力がつき、品詞や文型もばっちりになれば

高校2年生以降は電子辞書もOKです。

 

TOEFLの勉強をする際、

英字新聞を読む時なども、

多義語でなければ、電子辞書のほうが圧倒的に便利です。

 

それまでは、

紙の辞書にマーカーを引いたり、

ちょこっと絵をかいてみたり、

感じたことを書いてみたり、

 

素敵なマイ辞書を作りましょう!

 

使い込んだ辞書は一生の宝物になります。

自分の英語学習の歴史ですね☆

私も恩師の小西友七先生のサイン入りの

ジーニアス英和辞典の初版をずっと大事に持っています。

私の宝物です。

みなさんも辞書をたくさん触ってあげてください!

*辞書は新しい版が出たら買い替えましょう:)

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